【配属機関概要】

3）任地（ ナリン州ナリン市 ） JICA事務所の所在地（ ビシュケク市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都から車で南東に約4時間の山間都市にある1945年に創立された医科専門学校。全校生徒数は約500名、教員数約40名、看護師・助産師・救急士・薬剤師・検査技師を養成する専門コースを有し、学生はその専門課程や上級資格を修得するために、2年9カ月から3年6カ月かけて同校で学ぶ。近年は高齢者介護や観光ほか、サービス産業分野において海外での就職を希望する学生も増えつつある。その多くは看護師として主にドイツで活動中だが、2021年に日本企業と就職支援にかかる協定を締結、日本での就労も視野に入れたグローバル人材の育成を目指している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

医科専門学校である同校において、英語学習は1学年のみの必修科目と位置付けられており、基礎的な医療用語と意思疎通が可能な程度の英会話力習得が目標となっている。過去には米国ピースコーボランティアが派遣されていた時期もあったが、外国人と接する機会の限られる地方都市において、外国語学習のモチベーション維持及びコミュニケーション能力の向上、海外での就労機会の拡大には隊員活動を通じた協力が必要と考え本要請に至った。また、日本の提携企業が実施するオンラインでの日本語講座を受講する学生に対し、課外活動として会話クラスや日本の社会・文化の紹介を行うことが期待されている。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

配属先の状況を把握した後、自身が貢献できる活動を提案する。
1. 同僚教師とともに、1学年(16歳前後)の学生を対象に英語の授業を行う。
2. 学生が楽しみながら英語学習に取り組める指導法を提案する。
3. アクティビティを多く取り入れ、スピーキングを中心とした授業を担当する。
4. 2学年以降も英語学習の継続を希望する学生に対し、課外授業として英語のレッスンを行う。
5. 日本でのインターンや就労を希望し、日本語を学ぶ学生に対し、会話力向上と日本理解促進の機会を設ける。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

椅子、机、ホワイトボード、プリンター(共有)、セミナールーム(PC、プロジェクター)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
教員38名、うち英語教師1名(30代、女性、指導経験6年)
活動対象者:
全校生徒500名、うち主に1学年生徒160名、日本語学習者20名前後

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

【地域概況】

【特記事項】

当国におけるカレッジは、9年生修了後の高等専門学校の位置付け。