【配属機関概要】

3）任地（ ビシュケク市 ） JICA事務所の所在地（ ビシュケク市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都郊外の新興住宅地に位置する、2022年に創立された1年生から11年生までが通う小中高一貫公立学校。全校生徒数は約800名、教員数約40名で、時間帯によって通学する生徒を分ける2部制をとっている。授業は国語であるキルギス語と公用語であるロシア語で行われている。人口の約4割が20歳以下とされる当国では、就学児童の数に対し教育施設の数が圧倒的に足りておらず、2022年にはビシュケク市内だけで15の公立学校が新設されており、同校はその1つにあたる。2023年には1,000名以上の生徒を受け入れ予定。

【要請概要】

1）要請理由・背景

キルギス政府は、教育分野における2040年までの国家戦略として、教育の国際化・多言語化、ICT環境整備によるデジタル化、教員及び教材・指導法の質の向上、就学前教育の充実、平等な教育と機会の提供等を掲げ、国外からの援助や人材の受け入れに積極的な姿勢を見せている。創設後間もない本校は、施設や機材等に恵まれている一方で、教科によっては指導経験の少ない若手教師が大半を占めており、必須科目である情報科の授業も数学の教師が兼任している状況である。そのため、教師の授業支援及び能力強化、校内のICT環境整備や他教科の教員に対しICT機材・デジタル教材の実践的な活用法を紹介・提言できる人材が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の状況を把握した後、自身が貢献できる活動を提案する。
1. 同僚教師とともに、主に5年生から9年生の生徒を対象に情報科の授業を行う。
(内容は情報科学の基礎、PCの基本操作、ネットワーク、文書作成、表計算、データベース、プログラミング等)
2. 授業やクラブ活動を通じて、生徒がコンピューターやプログラミングに親しみを持てるよう指導する。
3. 他教科の教員に対し、ICT機材・デジタル教材の活用法を紹介・指導する。
4. 自身の趣味や特技を生かし、生徒の課外活動を支援する。
5. 日本に関心を持つ教師及び生徒に対し、基礎的な日本語の指導や文化紹介を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室(机、椅子、黒板、プロジェクター、プリンター)、デスクトップパソコン5台、ラップトップパソコン10台(Lenovo IdelPad3)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
教員38名、うち情報科教師1名(20代、経験年数2年)

活動対象者:
全校生徒800名、うち主に5年生～9年生400名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・青少年へのICT指導経験

【地域概況】

【特記事項】