2025年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL76325A08)
募集終了

国名
ウズベキスタン
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2
施設外観 施設内部 設備の一部 設備の一部 設備の一部

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

就学前教育・学校教育省

2)配属機関名(日本語)

特別障害児幼稚園イムコン

3)任地( カラカルパクスタン共和国ヌクス市 ) JICA事務所の所在地( タシケント市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は幼稚園および治療を目的としたリハビリセンターからなり、2019年3月に開園した。施設は診察室やマッサージ・トレーニングルーム、各種治療のための部屋があり、海外の機材なども導入するなど設備は充実している。現在、幼稚園には2~7歳の120名(12人×10クラス)の園児が通い、リハビリセンターでは2歳~18歳を対象に毎日50~60名の診療とリハビリテーションを行っている。職員は合計約140名(医療従事者約35名、教育関係者約45名、その他職員)。対象となる障害は、脳性麻痺、知的障害、発達障害、聴覚障害、視覚障害等である。別の配属先の理学療法士隊員が短期間活動したが、隊員派遣実績はない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

理学療法士という資格が存在しない同国では、看護師が研修を受けリハビリテーションを行っており、総合的な理学療法の知識を持つ人材は少ないため、運動療法や物理療法の効果的な組合わせや障害児・者の生活を視野に入れた包括的なリハビリテーションの普及は必要である。配属先の施設・設備は充実しており、管理職・スタッフも向上心を持ち次々に新しい方法・機材を取り入れているものの、リハビリを行うスタッフの知識・技術・経験が十分でなく、障害児への対応経験不足から、現状では設備を活かした効果的なサービスを十分に行えていない。そのため、同僚への正しい知識・技術の伝達を通し、施設全体のリハビリテーションの質を向上させるための助言が求められ隊員要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 担当医師及びスタッフらと協議し、運動療法とADL指導を中心とした理学療法・リハビリテーションを患者に提供する。
2. 障害児・者を評価し、効果的なリハビリテーションが導入されるよう、個別プログラム立案の指導を行う。
3. 日々の臨床場面を通して同僚と意見交換し、知識・技術の向上を支援する。
4. 治療対象が小児である点を考慮し、楽しみながら取り組めるリハビリ療法を提案する。
5. 家族に対し、自宅でも可能な運動療法の紹介や日常生活活動の指導を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

リハビリテーション器具(マッサージ用ベッド、平行棒、訓練用階段、エルゴメーター、肋木)、手指運動器、リハビリ用遊具(ボール、レゴ、色選択ボード、コップ、輪投げ、スプーン等)、プール(8m×12m程度)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:時期により変更となる可能性あり。
医者2名、インストラクター10人、マッサージ担当6人

活動対象者:時期により変更となる可能性あり。
幼稚園児(2~7歳)120名、リハビリセンターに来院する人(2~18歳、50-60人/日)とその家族

5)活動使用言語

ウズベク語

6)生活使用言語

ウズベク語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく指導が必要

[参考情報]:

 ・水治療法の経験があればよい

 ・子供との活動経験があればよい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(-20~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

カラカルパクスタン共和国ではカラカルパク語が公用語である。 訓練語であるウズベク語とカラカルパク語はよく似ており、ウズベク語も通じるが、赴任後カラカルパク語を自己学習することが望ましい。
現在、同配属先から障害児・者支援隊員の要請も出されている。