【配属機関概要】

3）任地（ デドプリスツカロ(カヘティ州) ） JICA事務所の所在地（ トビリシ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

東ジョージアのカヘティ地方のデドプリスツカロ市は、変化に富んだ地勢から多種多様な植物や野生動物が存在するヴァシュロヴァニ国立公園を擁し、2022年ユネスコの「人間と生物圏計画」に基づく生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に登録された。配属先としては、地域活性化への好機として、国立公園維持管理を含めた従前の地方行政機関としての業務の中で、特に観光振興、環境問題の啓発に力を注いでいきたいと考えている。年間予算は約350万米ドル。同地区は、日本大使館による平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力により、医療機関への機材供与を受けた経験がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先としては、ジョージア国内で2か所のみであるエコパーク登録を機に、対外的にはその魅力を発信しての訪問者の増加やそれに向けての農産品の品質向上、内政的にはエコパーク登録の条件となっている地域住民への環境教育の推進を目指している。一方で、行政機関として限られた人材で対応しなければならないことから、その計画や実施も順調には進んでいない。そのような中、隣接のシグナギ市(首都方向に車で約40分)にJICA海外協力隊が配置されることを知り、協力隊への支援を要請することとなった。現時点では、観光の専門性というよりは、関係者、地域住民への多様なアプローチの活性化が最優先課題とのことからコミュニティ開発隊員の要請となった。環境教育隊員との同時募集となる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と協力して、観光協会や関係者を巻き込む形で、ユネスコエコパーク登録を活かした以下のような活動を行う。
1.デドプリスツカロ市としての広報活動(SNSを含む)の推進。
2.地元産品の販売促進や品質向上を目的とした調査や提案(エコパークのブランディング含む)。
3.観光振興に資する新たなプランやルート(エコ、アグロツーリズムなど)、パンフレットや掲示物など資材作成の検討。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務スペース

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
副市長 観光開発部門責任者 40代 男性
経済局スタッフ、国立公園担当者、観光協会関係者

活動対象者:
観光関連業従事者(宿泊施設、商店など)、地域農家

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・地域社会を対象とする活動の経験

[参考情報]：

　・観光振興への興味関心が求められる

　・地域社会活動はボランティア含む

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はジョージア語(着任後現地語学訓練を実施)となる。任地での活動、生活はジョージア語が中心となるため、任期を通して前向きにジョージア語と向き合っていく姿勢が求められる。JL76623B01 コミュニティ開発、JL76623B03環境教育は同配属先からの同時要請。