要請番号(NJ30925A06)
募集終了

8代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
サントス日本人会
2)配属機関名(日本語)
サントス日本人会日本語学校
日系社会
3)任地( サンパウロ州サントス市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サントス日本人会は1952年に創立され、現在の会員数は約210世帯、年間予算は約19万米ドルで、青年部、婦人部などのクラブと日本語学校を擁し、年間を通じて運動会、文化祭、敬老会等のイベントを開催し、日系人同士の親睦と、地域コミュニティとの友好関係の構築に貢献している。第二次世界大戦中に接収された旧日本語学校が2006年に連邦政府より返還され(2018年には完全返還)、日本大使館の草の根文化無償資金協力で日本語学校を備えた現在の日本文化センターに改修された。2008年に再開された日本語学校にはこれまで7名の日本語教育隊員が派遣されており、7代目隊員は2025年1月に活動を終了した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
サントス日本語学校は2008年の開校以来、学習者は増加傾向で、パンデミック前には約150名が学習していたが、コロナ禍を経てその数は減少し、現在まで回復に至っていないため、新規学習者の獲得が求められている。前任隊員は主任教師の負担を軽減するため、学校の運営体制の見直しやカリキュラムの整備を進め、学習者アンケート実施等を通じてより質の高い日本語教育を提供することに貢献した。また新規の会話クラスや、現地で人気の高い書道教室を開講し、これらの活動や学習環境の改善を継続することが望まれ、今回の後任要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚教師と協力しながら主に以下の活動を行う。※活動時間:火~木 9:00-17:00/金15:00-20:30/土8:30-14:00、週に10~15コマ程度を担当
1.日本語の授業を対面とオンラインで実施し、スピーチコンテストや日本語能力試験の準備を支援する。
2.カリキュラムの作成と改善、生徒へのアンケート調査と分析等を通じて学校環境を改善する。
3.同僚教師へ教授法の紹介やアドバイスを通じて指導力向上のために協力する。
4.書道教室と会話教室の実施、また書道は各種イベント等でも実施する。
5.日本語学校と日本人会のイベントに参加、協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室5部屋、パソコン、ファックス、プロジェクター、オンライン授業実施のための機材(カメラ、音響設備等)、日本語教材各種(『にほんごドレミ』『みんなのにほんご』『まるごと』やオリジナル副教材など)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】非日系男性教師(40歳代)N2レベル/、日系女性教師(40歳代)N4レベル/(50歳代)N3レベル、非日系女性教師(20歳代)N3レベル※教師経験は1年~20年と幅あり
【指導対象者】10代21名、20代25名、30代18名、40代以上6名※.学習者の7割は非日系で大半は初級レベル
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:教師への指導が求められるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教師への指導が求められるため
[汎用経験]:
・青少年を対象とした活動経験(2年以上)
[参考情報]:
・書道、着付け等ができると良い
・折り紙、音楽、漫画などを紹介できると良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(10~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
カウンターパートとは日本語で会話ができますが、日本人会関係者とのやり取りや、生活する上での言語はポルトガル語になります。日系移民が到着したサントス港は歴史も深く、任地における日系社会のプレゼンスも高いことから、サントス日本人会、日本語学校の役割は重要です。