要請番号(JA00922101)
募集終了
2023年7月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育省
2)配属機関名(日本語)
マラッカ工業大学 環境センター
3)任地( マラッカ州マラッカ ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
マラッカ工業大学は2000年に設立された公立大学初の工業に特化した大学である。機械工学部や電子工学部など7学部、学生数1万人以上、大学院では1300名の学生が学んでいる。技術工学部が中心となって運営している環境センターでは、キャンパス内における再生可能エネルギーや省エネルギー、水資源などの管理に取り組んでいる。またマラッカ州教育局と連携し、小中高等学校での環境教育の導入実施を請け負っている。九州工業大学が実施する草の根技術協力事業のカウンターパートでもある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マレーシアは急速に経済発展し、石油や天然ガスなどの資源に恵まれ、豊かな環境が身近にある国である。そのため経済発展に対して省エネや環境問題への取り組みに少し遅れを取っている。近年は焼却施設のない当国でごみ埋立地が予想よりも早く容量不足になるなど、特にごみ分別や、工場や家庭からの排水などが課題として認識され始めている。配属先となる環境センターはいち早くマラッカ州教育局と連携し、児童、生徒に向けた環境教育実施や、大学での課外環境教育活動に積極的に取り組んでいる。2017年度に廃棄物公社マラッカ支社に配属された隊員が、日本にて取り組まれている環境教育の提案をし、大学生へのリサイクル啓発活動を同センターと実施し、本案件要請となった。現在1代目の隊員が活動中。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
環境センターに配属され、スタッフとともに以下に取り組む。
1. マラッカ州教育局と連携し、スタッフや大学生とともに、小学校・中高等学校モデル校14校に対し環境教育を企画、実施する。
2. 地元小学校・中高等学校で環境教育を実施するにあたり、サポートする大学生に向けた環境教育手法や教材の作製方法等のワークショップを開催する。
3. 講師や大学生に向け、課外授業の中で、日本における省エネルギーやリサイクル等の環境課題解決への取組を紹介し、活動を提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プロジェクター、プリンターなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
センター長(経験20年・大学准教授・50歳代・男性)
センター講師 2名(経験6-8年・講師・30歳代・男性)
センタースタッフ 4名(30歳代の男女)
活動対象者:
大学生20-50名(20歳前後の男女)、地域の小中高生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:同僚、学生に合わせるため
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・環境関連活動の経験や知識
・コンポスト、一般家庭ゴミ等の啓発活動経験
[参考情報]:
・省エネやリサイクルの知識があるとなお良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
COVID-19の影響により、「予定されている活動内容」に変更が生じる可能性がある。草の根技術協力事業「マレーシア国マラッカ市循環型社会形成に向けた市民の3R活動に波及する学校教育モデル構築支援事業」
2023年7月上旬頃派遣予定