要請番号(JA12422102)
募集終了
2023年7月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
セントラル州政府
2)配属機関名(日本語)
マイノハナ高等学校
3)任地( セントラル州カイルク郡ベレイナ ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同校はセントラル州カイルク郡の郡都べレイナに位置し、全校生徒約600名、教員数33名を擁するカトリック系の高等学校で、日本の中学3年生~高校3年生に相当するグレード9~12の生徒に対して中等教育の機会を提供している。年間予算は約1,000万円。州内各地から生徒が通う他、約360名の生徒は敷地内に併設する寮に寄宿している。同任地への隊員派遣は1991年以来行われておらず、その他の日本の支援が同配属先に入った実績はない。同敷地内には職業訓練施設も併設しており、機械科や家庭科などの職業訓練も実施されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の国家試験(National Exam)において、科学は必須科目として重要視されている教科のひとつである。しかし、セントラル州は慢性的な予算不足とガバナンスの脆弱さから、教育について十分な施策が実施されておらず、他州と同様に各学校の予算・教員数不足が常態化しており、科学3科目(化学・生物・物理)を十分な知識と経験を持って教えることができる人材が不足している。また、当国の科学教育は理論授業を中心としたカリキュラムで構成されており、教材やリソースも限られていることから、日本の教育機関で実施されているような実験授業を生徒が経験する機会は限られている。以上を踏まえ、日本の理科教育のアイデアを取り入れた質の高い科学教育環境を生徒に提供することを目的として隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.日本の高校生2年生~3年生に相当する生徒に対して科学(物理の比重が高いが化学や生物も担当)の授業を実施する。
2.効果的な教材の作成方法を同僚教員に共有し、協力しながら科学クラスの授業の質の向上を目指す。
3.実験器具が無い中で創意工夫を凝らし、現地で手に入るものを活用した実験授業の機会を生徒に提供する。
4.日本文化紹介のイベント等を企画し、同校の生徒や教員の日本に対する理解の深化を図る。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、共用パソコン(職員室内)、プリンター
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚:校長50代男性、理科教員6名(40代3名、30代3名)
活動対象者:生徒約600名 一クラス約30~40名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:(男性) 備考:治安上の理由
[学歴]:(大卒) 備考:高等学校教員採用条件
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:同僚教員への指導も期待される為
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
[参考情報]:
・主に物理を担当(余裕があれば化学・生物も)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語はピジン語。住居は配属先敷地内の教員用戸建住宅想定。他職種隊員が同時期に派遣される可能性あり。新型コロナウイルス感染症に関する情報は、在パプアニューギニア日本大使館HP(https://www.png.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)を参照