2022年度 1回 要望調査票
短期派遣青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JA12422103)
募集終了

国名
パプアニューギニア
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
派遣期間
短期 10ヵ月
派遣時期
2023年7月から
マイノハナ高等学校

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

セントラル州政府

2)配属機関名(日本語)

マイノハナ高等学校

3)任地( セントラル州カイルク郡ベレイナ ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同校はセントラル州カイルク郡の郡都べレイナに位置し、全校生徒約600名、教員数33名を擁するカトリック系の高等学校で、日本の中学3年生~高校3年生に相当するグレード9~12の生徒に対して中等教育の機会を提供している。年間予算は約1,000万円。州内各地から生徒が通う他、約360名の生徒は敷地内に併設する寮に寄宿している。同任地への隊員派遣は1991年以来行われておらず、その他の日本の支援が同配属先に入った実績はない。同敷地内には職業訓練施設も併設しており、機械科や家庭科などの職業訓練も実施されている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同校が位置しているセントラル州では慢性的な予算不足とガバナンスの脆弱さから、教育について十分な施策が実施されておらず、他州と同様に各学校の予算・教員数不足が常態化しており、数学を十分な知識と経験を持って教えることができる人材が不足している。また、数学の不得意な生徒をフォローアップする体制も整っておらず、一度授業で躓いてしまうと、その他の生徒との理解度の差は加速度的に広がってしまうため、各生徒の成績の推移等を体系的に分析し、効果的に学力の底上げのためのアプローチを行うことができる人材の確保が急務となっている。以上を踏まえ、日本の数学教育のアイデアを取り入れた質の高い数学教育環境を生徒に提供することを目的として隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 日本の高校生2年生~3年生に相当する生徒に対して数学の授業を実施する。
2. 効果的な教材の作成方法を同僚教員と共有し、協力して数学クラスの授業の質の向上を目指す。
3. 他の数学教員に対し、百マス計算ドリルや日本独特の数学教授法を紹介し、協働して数学クラスの質の向上に努める。
4. 生徒の成績を体系的に管理・分析し、国内一斉国家進級試験(ナショナルイグザム)にむけて同僚教員と協力して生徒の学力の底上げの為のアプローチ方法を模索する。
5. 日本文化紹介のイベント等を企画し、同校の生徒や教員の日本に対する理解の深化を図る。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、共用パソコン(職員室内)、プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先の同僚:校長(50代、男性、大卒)、数学教員6名(50代1名、40代3名、30代2名、大卒)

活動対象者:生徒約600名 一クラス約30~40名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))

[性別]:(男性) 備考:治安上の理由

[学歴]:(大卒) 備考:高等学校教員採用条件

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:同僚教員への指導も期待される為

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

生活使用言語はピジン語。住居は配属先敷地内の教員用戸建住宅想定。他職種隊員が同時期に派遣される可能性あり。新型コロナウイルス感染症に関する情報は、在パプアニューギニア日本大使館HP(https://www.png.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)を参照