要請番号(JA54522108)
募集終了
2023年7月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
ナンガボ職業訓練校
3)任地( ワキソ県ナンガボ ) JICA事務所の所在地( カンパラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都から北へ車で30分程度の首都近郊に位置するナンガボ職業訓練校は、教育・スポーツ省が管轄している職業訓練校の一つで、1968年に設立された。幼児教育、裁縫、花卉園芸、料理、ICT、陶芸の6つの学科の教育運営を行っている。年間予算は約8,000ドルとなり、70%を学費から、残りは支援者による寄付で補っている。同機関は幼児教育の提供と教諭養成の実施機関となり、海外からの援助実績はなし。幼児教育の学科は、園児数約75名、教員は女性4名が所属し、将来幼稚園教諭を目指す学生8名(15-20歳)が2年間のコースで実技と学科を学んでいる。同コースはマケレレ大学教育学部と提携し、実施されている。対象園児は、年少(3- 4歳)、年中(4- 5歳)、年長(5- 6歳)の各25名程度の計3クラスとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2018年に改訂されたウガンダ国の幼児教育の実施要領では、「すべての子供たちに就学前教育へのアクセスを可能にすること」、及び「教育の質向上を図り、初等教育へのスムーズな移行を試みること」が推進されいる。実情は、幼稚園の整備は追いついておらず、都市圏では私立の学校が多く運営されており、地方では小学校が就学前教育の実施機関の役割を担い、3-5歳の就学率は15%程度に留まっている。情操教育を担える人材が不足している事からスポーツ・アート・音楽・ダンスを実習に取り組んだ幼稚園教諭の育成が喫緊の課題となっている。配属先では、将来幼児教育に携わる学生の育成を実習を通じて行っており、園児たちの興味を引き出す魅力的な授業の提案と新しい教材や日本式教授方法の導入を期待してJICA海外協力隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚教員と共に以下の活動を行う。
1.園児たちに対して、運動、音楽、工作、遊びを通じて学ぶ環境を作り、同僚と共に授業実施方法について協議
2.園児たちに日本語の歌や日本の遊びを紹介して、異文化と触れ合う機会を提供
3.同僚教員へ幼児教育の手法や教材作成のアイデアを提案
4.幼児教育・裁縫・料理学科の学生に対して、日本文化紹介を行い、新たなアイデアを提供
5.配属先と協働し、近隣の幼稚園教諭を招いて、ワークショップの企画・実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室4部屋(幼児用椅子・机・黒板)、園庭、運動場、遊具、手作り教材、図書室、プレイルーム
4)配属先同僚及び活動対象者
■配属先同僚
校長;女性(30代)
同僚教員;女性4名(20~30歳代、職務歴3年から10年)
■活動対象者
学生;女性8名(15~20歳)
園児:約75名(3~6歳)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(保育士)
(幼稚園教諭)
[性別]:(女性) 備考:同僚が女性の為
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒の為
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:幼稚園教諭の育成に携わる為
[参考情報]:
・幼児クラス等での指導経験があるとよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地での生活使用言語は、英語もしくは現地語の一つであるガンダ語。現地訓練期間に語学研修を行う。