要請番号(SA13620101)
募集終了
2020年7月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林畜水産・バイオセキュリティ省
2)配属機関名(日本語)
バイオセキュリティ局
3)任地( ポートビラ ) JICA事務所の所在地( ポートビラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都ポートビラにあるバイオセキュリティ局では、農業振興や環境保全、気候変動対応、貿易促進を通しての国家繁栄を目標に据え、外来動植物による病気伝染の防止、国産農作物市場の強化、食料や食料加工場の検査を通した公衆衛生管理、畜産の振興などを主たる目的として各業務を遂行している。同局内には畜産衛生管理、バイオセキュリティ、植物衛生管理の3部門があり、畜産衛生管理部門に隊員が配属となる食肉検査チームが配置されている。当該チームには南部(ポートビラ)と北部(ルーガンビル)にそれぞれ5名と4名の職員が勤務している。2019年の局全体の予算は約14,500千円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2020年3月、首都ポートビラに食肉検査所ラボを新たに開設予定である。畜産業が盛んな北部サント島では自前のラボを操業中であるが、首都では他省庁傘下のラボを借用して食肉検査(対象は牛、豚、鶏、羊)を行っている。首都での自前ラボ新設にあたり、操業開始後の立ち上げ期に、効率的なラボ運営のための制度設計や仕組みづくりが急務であり、隊員の要請に至った。安全な食肉をバヌアツ全土に届けるため、新設のラボ運営を中心にバヌアツの食肉流通のさらなる安全衛生強化及び食肉の輸出振興を目標としている。また、国際基準であるHACCPへの対応を進めるための助言も必要とされている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
新設される食肉検査所ラボの効率的な管理運営を目指し、下記の活動を行う。
1. ラボマネジメントのためのシステム構築・改善の支援を行う。
2. ラボ内で使用されるマニュアルづくりを支援する。
3. ラボ管理運営に係る研修を関係職員に対して実施する。
4. 微生物・残留化学物質検査のサーベイランスシステム及びデータベースシステム導入を支援する。
5. 可能であれば、現在作業中の食肉安全衛生基準に関する法令・規則等の改訂への助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Optika B292 Microscope、Biobase 50litre incubator、Tomy SX 500E Autoclave、Bunsen Burner、冷蔵庫等をラボに導入予定。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
上級食肉検査官(50代男性・経験30年以上・チーム長)、食肉検査官(30代女性・経験10年以上)、食肉検査官(30代女性・経験5年以上・生物学士)、その他食肉検査官アシスタント2名
活動対象者:
食肉産業従事者(生産者、加工者、食肉販売者等)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:実務に裏付けられた提言が必要
(指導経験)3年以上 備考:スタッフへの指導が必要
[参考情報]:
・HACCPに関する知識・経験
・食肉検査ラボにおける実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
カウンターパート(食肉検査官)は2019年にJICAが実施した本邦研修に参加し、日本の検査官の支援を強く望んでいる。住居は戸建て又はアパートに独居となる。派遣希望時期は7月下旬(なるべく早い時期)。