要請番号(SA31822104)
募集終了
2023年7月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務省
2)配属機関名(日本語)
アンデス植物財団 キト市植物園
NGO
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1989年10月、植物園設立を目的にキト市、エクアドル自然科学博物館、キト園芸クラブとの間で協定が結ばれた。1991年6月にアンデス植物財団が設立されると植物園の管理運営業務は同財団に移管され、2005年に現在のキト市植物園として開園した。植物園はキト市中心部に位置するカロリーナ公園内にあり、約1万平方メートルの敷地を有し、1万7千種の植物が植生している。コロナ禍前の年間入場者は約8万人であり、現在は約5万人まで回復している。2022年の年間予算は31万米ドルで、市の助成金や入場料が大半を占めている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
キト市植物園は、日本庭園や日本原種の植物に強い関心を示しており、2017年には現地盆栽家の協力によって専用の展示スペースがオープンし、2018年にはエクアドルと日本の国交樹立100年を記念して在エクアドル日本大使館協力のもと日本庭園が造園された。なお、この造園に対して技術的な支援を行うため、JICAでは2名の短期隊員を派遣している。しかしながら、2020年の新型コロナウィルス流行以降、技術者の退職や公園の収入減少が続き、日本庭園の維持管理が難しくなっている。来園者は回復傾向にあることから、配属先では主要な見所である日本庭園を整備して更なる来園者を見込みたいと考えており、JICA海外協力隊による技術支援が望まれている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
日本庭園の維持管理、特に樹木管理について自ら実践しながら現地スタッフへ助言することが望まれており、配属先のカウンターパートと協力しながら以下の活動を実施する。
1.日本庭園および盆栽展示スペースの景観デザインに関する助言・技術支援
2.日本庭園および盆栽展示スペースの月間整備計画に関する助言
3.造園一般に関する助言・技術支援(灌漑、剪定、植栽間隔など)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
園芸用器具(スコップ、鍬、ふるい、一輪車など)
その他、必要に応じて庭木や植物などを配属先で手配。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
生物学者3名(20代~30代、経験2年~8年)、園芸・種芸家(30代、経験8年)、庭師4名(40代~60台)
ドイツ人ボランティア1名(10代)
活動対象者:
配属先スタッフ、実習生など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒)農学系 備考:樹木管理の知識を要するため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:関係者への技術移転の必要性から
[参考情報]:
・学歴は専門学校以上(農学系または造園緑地関連学科)
・庭園管理業務、特に樹木管理の造園施工管理業務必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活言語はスペイン語だが、活動言語については一部の配属先関係者との間で英語によるコミュニケーションが可能。植物園には薬2000種のランを栽培しており、管理技術を学ぶ機会も得られる。 配属先ウェブサイト https://www.jardinbotanicoquito.com/es/