2022年度 1回 要望調査票
短期派遣シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SA32422102)
募集終了

国名
パラグアイ
職種コード 職種
C151 農産物加工
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 10ヵ月
派遣時期
2023年7月から

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農牧省

2)配属機関名(日本語)

国立植物・種子品質・防疫機構

3)任地( セントラル県サン・ロレンソ市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国立植物・種子品質・防疫機構(SENAVE)は、当国の農業セクターにおける競争力や持続性の強化を目指し、農産物の輸出入に係る登録、その質・安全性の認証等を行う国家機関である。隊員が活動するSENAVEの研究所では、輸出や国内消費用の農産物の検査を担っており、その検査能力の強化に加え、生産から流通、輸出までのバリューチェーン全体において輸出農産物の安全性向上に取り組むべく、2017年にJICA技術協力プロジェクト「小規模農家の輸出農作物安全性向上プロジェクト」(2017~2023年)が立ち上げられた。現在、同プロジェクトの長期専門家2名及び短期専門家1名が活動中(2022年9月現在)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラグアイ産農産物は多くの輸出相手国から、安全性を証明するため残留農薬、カビ毒や重金属などの検査が求められている。これらの検査の実施は、パラグアイの国際市場における信頼性向上や輸出用のみでなく、国内での消費用農産物の安全性の確保にもつながる。カビ毒(アフラトキシン)の検査については、現在実施中のプロジェクトで、短期専門家の派遣や配属先検査官の本邦研修を通じて、質量分析法を用いたアフラトキシンの定量法等の手法に関する技術指導が行われた。同プロジェクト終了後も、上記技術の定着・浸透を図るための継続的な支援が求められており、本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

同僚と共に以下の活動を行う。
1. パラグアイ産ゴマ、チア、ピーナツ等の農産物を対象に、カビ毒(アフラトキシン、マイコトキシン等)の分析を行う。
2. アフラトキシン分析法に関する標準作業手順書(SOP)の内容に関する技術的助言を行う。
3. 研究所で使用されている、超高速液体クロマトグラフィー(LC-MS/MS)、ELISAマイクロプレートリーダーなどの分析装置の維持管理のために、配属先の検査官が日常的に行うべき適切なメンテナンス方法の助言を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

LC-MS/MS3台(TQD Waters社、Xevo-TQsmicro Waters社、LCMS-8060 Shimazu社)、ELISAマイクロプレートリーダー、パソコン、プリンター等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・1名(研究所所長、女性、経験年数12年)
・1名(カビ毒分析の検査官)

活動対象者:
・農業組合、農産物輸出業者

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学系 備考:同僚と同等のレベルが求められる

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:配属先の要望による

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居はホームステイ(離れ)またはアパートとなる予定。COVID-19の影響により、今後の感染状況により活動内容が一部変更になる可能性有。変更時には配属先及びJICA事務所と相談しながら、活動を展開していくこととなる。