【配属機関概要】

3）任地（ モンテビデオ市 ） JICA事務所の所在地（ モンテビデオ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

モンテビデオは人口137万人、面積 525 km2のウルグアイの首都。同県庁は県内の健康・衛生、環境、清掃・廃棄物管理、交通、文化等を担っており、地方分権化の促進にも取り組んでいる。配属先の環境管理部は環境開発部門に所属しており、品質評価・環境管理サービス(ECCA)と水域総合管理ユニット(UGICA)を所掌している。ECCAは河川水(海岸、水路、湖、ラプラタ河の水域)、空気、土壌、産業排水の水質調査・モニタリング、及び事業所排水や産業固形廃棄物の最終処分監督を行う。UGICAは河川水、湖沼・貯水池等の水源の氾濫の予防計画やプロジェクトを実施しており、生態系環境の改善に取り組んでいる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

環境管理部は2000年から水質モニタリングプログラム(海岸、小河川、湿地のモニタリング等)を実施している。年最低2回モニタリングを行い、化学的、微生物学的、生態毒性学的検査を実施している。モンテビデオ県庁は、カタルニア水道局の都市水域モニタリングのISCA指標(簡易水質指数)を基準として採用しているが、流域全体の総合的対策が取れておらず、また植生や動物相などの生態系要素の考慮も出来ておらず、水質調査のみの実施となっている。使用中のISCA指標にはいくつかの制約があり、水生システム分析の使用には推奨されていない。このことから、政策や計画・戦略の立案のためにはデータを単純化して情報に変換できる指標が必要とされている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.現状診断: (a) 提供された情報に基づき、水域モニタリングプログラムの実施状況の評価(サンプリング地点、頻度、パラメータ等)、妥当性の評価。 (b) 既存の 水質データに基づく、現在のISCA水質指標の評価・助言を行う。
2.技術移転:モンテビデオと類似した特徴をもつ他の都市(含む日本)のモニタリング方法やデータ処理プログラムとを比較して必要な助言を与える。
3.改善提案: 水質モニタリング手法の改善への提案・助言、モンテビデオの現状に適した水質指標の提案・助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、事務用機器、水質調査機器 等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:水域総合管理ユニット部長(油圧装置調整技能士)

活動対象者:1.品質評価・環境管理サービス部長(河川水・土壌・水質調査、管理・評価経験者)
2.品質評価・環境管理サービス技術者(化学技術者、環境エンジニア、生物学者等)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】