2022年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(NS30322C06)
募集終了

国名
アルゼンチン
職種コード 職種
G133 剣道
年齢制限
活動形態
日系
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ブエノスアイレス日亜学院

2)配属機関名(日本語)

ブエノスアイレス日亜学院
日系社会

3)任地( ブエノスアイレス市 ) JICA事務所の所在地( ブエノスアイレス市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は日系人子弟のための日本語学校として1927年に設立された。現在は非日系アルゼンチン人が全体の7割以上を占め、当国で唯一政府機関の認可を受けた日系教育機関として知られる。日本語の授業がスペイン語・英語と共にカリキュラム化されている。生徒数は幼稚園~中高等部約600名、短大約40名、土曜・成人コース約600名、教職員数は約200名。2009年に開設した文化センターを拠点に日本文化に関する各種講座やイベントも実施する。剣道部は課外活動のひとつで年間予算は1000米ドル程度。成人男女も含めて現在は25名が在籍。これまで同学院に派遣した隊員は24名(剣道部は2名)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国における剣道競技の歴史は50年と比較的浅く、現在の競技人口は500名程と言われ、その半数以上は、首都近郊の日系団体の道場やクラブを中心に稽古を行っている。同学院の剣道部は一般にも門戸を開きつつ、コロナ禍以前は同学院小学部から土曜成人クラスの生徒を含めて毎回30名程度が稽古に参加していた。他方、技術力の向上や指導者の育成といった慢性的な課題を抱えている。そこで、日本文化の発信を続ける同学院を拠点に、アルゼンチン剣道の技術レベルの向上と将来を担う指導者の育成、剣道を通じた日本文化の普及を目指し、しかるべき経験と知見を有する人材からの指導・助言が引き続き必要となり、今回の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

当学院を拠点としつつ、また近郊の施設等も利用しながら、以下の活動を行う。
1.同学院剣道部員に対する稽古(週4回程度)の実施、理念、技、試合、形等に関する指導や助言
2.指導方法や指導者の育成に関する助言
3.配属先の要請に基づき、剣道連盟への協力や他団体との合同稽古、出稽古、講習会等の企画および実施
4.審判法や昇段審査に関する補助や助言
5.必要に応じ、国内大会及び南米大会等の審判及び昇級昇段審査員の協力、週末の活動や出張もあり得る。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

防具(子供用6セット、大人用5セット)、CD/DVDプレーヤー、プロジェクター等。(当国では防具や竹刀が手に入りにくい。)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・責任者:男性1名(70代)/3段/競技歴45年
・指導者・アシスタント:男女4名(30代)/2段/競技歴約10年
活動対象者:(コロナ禍により減少)
・剣道部部員(在籍者数:小学生6名、成人19名)
・学院外の練習生(不特定多数)

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(剣道七段以上)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(指導経験)10年以上 備考:段保有者への指導のため
    (競技経験)10年以上 備考:

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0 ~ 35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先を中心に、アルゼンチン国内に5段の有段者を多く確保したい。昇段審査員を委嘱されるので、アルゼンチン剣道連盟への所属登録が必要になる。実際の稽古においては、コンクリート張りの講堂等を利用(床面に薄いマットを敷く場合もあるが動きに制約が生じる)。コロナ禍の影響如何では、練習環境が左右され、予定通りの活動ができないこともあり得る。