2022年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL00922D03)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
D235 自動車整備
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/4 ・2024/1
ワークショップ内 校舎

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

人的資源省

2)配属機関名(日本語)

産業訓練校(ILP)マラン校

3)任地( トレンガヌ州マラン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

当産業訓練校は2010年に設立された高校卒業生を対象にした職業訓練校であり、メカトロニクス、CAD、プラスティック技術、自動車整備の4コースを設置、講師数約60名、学生総数約300名である。修業期間は2年であり卒業後は3か月間の企業実習が義務になっている。授業は半年毎のセメスター制が運用されており、年間授業時数は1200時間、講義と実習の割合は3:7である。学生は全員が学内の寮に居住する全寮制である。
配属する自動車整備コースは全4クラス、学生数48名、講師数5名である。2019年に初代自動車整備隊員が派遣された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

マレーシアでは、国内自動車産業の競争力と能力の向上、省エネ車(EEV)域内ハブ、次世代自動車(NxGV)やインダストリー4.0等を盛り込んだ、自動車産業の包括的発展を目指す国家自動車政策を2020年に発表した。配属先では自動車の構造や仕組みを含めた自動車整備技術を総合的に学ぶことができ、講師陣は最新技術に対する関心が高い。しかし、同訓練校の訓練内容や講師陣の知識・技術は同政策に対応できておらず、将来高まると予想される省エネ車の修理技術の需要に対応できるよう、訓練内容や実習車・テスター・教材の見直しと技術者の養成が望まれている。そのため技術、経験の乏しい講師の再訓練がJICA海外協力隊に期待され要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

講師および学生を対象に以下の活動に取り組む。
1. 自動車整備全般の実習指導力向上のために講師の再訓練を実施し、学生に対する訓練内容の改善を支援する。
2. 技術を有する自動車メーカー、大学や機関との関係を構築し、将来的に現行技術を実習に取り込めるよう支援を行う。
3. 上記により産業界からのニーズに応えられる人材の輩出に向け、より技術の高い卒業生を育成し、卒業生の就職率を向上させる。
4. マレーシアの産業分野の動きに合わせて、訓練内容や実習車・テスター・教材活用方法の見直しへの助言を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

【ハイブリッドシステム】 トヨタ カムリ 2011年モデル、【電子CVTシステム】 ニッサン ティアナ2013年モデル、電気系統、エアコンなどを学び、整備するための設備一式。

4)配属先同僚及び活動対象者

機械生産部門長 60代 男性
自動車技術課長 40代 男性
インストラクター 5名 男性、年齢:30-40代、経験3-20年、機械工学系等
学生約48名
※COVID-19の影響で入学者を限定。以前は約90名。

5)活動使用言語

マレー語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:講師を指導する為

[参考情報]:

 ・1級小型自動車整備士資格

 ・自動車整備関連の専門学校・高専卒が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先敷地内住居への入居となり、生活物資購入には配属先の支援、もしくは自費によるタクシー移動が必要となる可能性がある。トレンガヌ州はイスラム教徒が多く金・土曜日が週末であり、マレー語の訛りも強い地域である。
COVID-19の影響により、赴任時に予定されている活動内容に変更が生じる可能性がある。