2023年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL00923D01)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
D201 化学・応用化学
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

人的資源省

2)配属機関名(日本語)

高等技術トレーニングセンター(ADTEC)タイピン校

3)任地( ペラ州タイピン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

高等技術トレーニングセンターはマレーシア国内に8校あり、産業界の熟練技能者の養成を目的とし、各地域の職業能力開発の中核的役割を担う産業人材育成校である。当校2009年に開校し、機械(材料加工)、機械工学、高分子工学、電子工学、コンピューター等の7コースがあり、学生には卒業後に即戦力となる高等技術習得のための訓練を行い、企業従業員には技術向上のための訓練を実施している。講師・職員数約90名、学生数400名、3年制と1.5年制、年間予算は約3.6億円。高分子工学コースは、2013年にプラスチック加工を学ぶ学科として学生受入れを開始した。材料加工コースに2024年度3次隊でSVが派遣予定。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当校の高分子工学コースでは、プラスチック加工技術を習得できるコースを設置しているが、プラスチック配合技術や製品試験のデータ分析についての専門知識を持つ講師が不在であり、基本的な機材はあるものの効率的な使用ができていない状況である。このような背景から市場ニーズに合致した産業人材の育成のため、.専門知識をもつSVによる講師への指導や学生への効果的な授業への支援が期待され、本要請に至った。また、地域や産業界との協働や当コースのPRへの支援も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

高分子工学コースの講師や学生に対し以下の活動を実施する。
1. プラスチック加工にかかる配合技術、製造工程、製品試験、データ分析にかかる知識や技術を指導する。また、その授業改善への助言や教材作成を行う。
2. 機材有効活用のため、技術指導、デモンストレーション、実験にかかるガイダンスを実施する。
3. マレーシア国内のプラスチック関連の日系企業との連携を支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

射出成型機(50トン、60トン、100トン)、全電動射出形成機、プラスチックレジン配合機・万能試験機(UTM)、硬度試験機、ツインボア(レオメーター)、カラー分光光度計、ビカット軟化点装置など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
学科長1名(男性、40代、修士、機械工学、経験年数16年)
講師4名(30-40代、短大-大卒、機械工学・高分子工学・製造工学、経験年数8-26年)
活動対象者:
学科長・講師5名、学生36名(18-21歳)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)工学 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:講師に指導するため

[参考情報]:

 ・プラスチック配合や製品試験の経験 必ず

 ・学術研究の経験があるとなお良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

国別研修(短期)「工学・技術教育に関する日本の高専手法の導入への協力」プログラムにおいて、小山高専にて2023年10月中に2週間研修を同コース講師が研修を受講。配属先敷地内住居に居住する可能性がある。日本に関心のある職員や学生が多く、余暇を利用した日本語や日本文化紹介実施も期待されている。