2023年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL00923D02)
募集終了

国名
マレーシア
職種コード 職種
D235 自動車整備
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
1代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

人的資源省

2)配属機関名(日本語)

高等技術トレーニングセンター(ADTEC)シャーアラム校

3)任地( スランゴール州シャーアラム ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

高等技術トレーニングセンターはマレーシア国内に8校あり、産業界の熟練技能者の養成を目的とし、各地域の職業能力開発の中核的役割を担う産業人材育成校である。当校には自動車製造コース、航空機メンテナンスコース、溶接コース等の8コースがあり、学生には卒業後に即戦力となる高等技術習得のための訓練を行い、企業従業員には技術向上のための訓練を実施している。講師・職員数124名、学生数650名、各科3年制、年間予算は約4億円である。配属先では、JETROの貿易円滑化投資事業において、日産自動車協力のもと海外人材育成協会が自動車技能者の人材育成を実施した(MAJAICOプロジェクト2006-2011年)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先ではMAJAICOプロジェクトにより施設整備と教師向けの155の講座が実施され、2012年から自動車製造コースが新設された。本コースではマレーシア国産車の品質向上のための技術者養成に取り組み、製造ラインの一連の作業である溶接、組立ライン、配線、ロボット技術、品質管理等について授業が行われている。しかし、現地講師のみの授業運営や作業管理では、最新技術・経験に沿った講義や実習の内容に関し知識・技術が不足しており、より高いレベルの訓練を実施するため、SVの要請に至った。また、生産性向上や販売促進を念頭においた訓練の提供も期待されている。2019年まで派遣されていた前任SVは主に自動車構造に関する授業及び教材整備に協力した。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

国家職業技能基準(NOSS)に合致した学生を輩出する訓練を提供するため、自動車製造コースの講師に対し、より高い訓練レベルを目指し、以下の活動を実施する。
1. 講師へのセミナーや学生への訓練を通して、自動車組み立て、パネルやボディハードウェアの修理・交換、故障診断機器使用(、可能であればスポット溶接・塗装関連)についての技術指導やカリキュラム改善支援。
2. 自動車産業における生産性向上に関して、製造ライン管理や作業管理に対する助言と実施。
3. 製造ラインにおけるIR4.0規格について、講師知識更新や技術の向上のための教育、および既存設備に対する助言。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、国家職業技能基準(NOSS)、スポット溶接機、タイヤ・チェンジャー、トレーニング用エンジン組み立てライン、塗装用ブース及び機材各種、カー・リフト、ホイールバランサーなど

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
部門長(男性、40代、大卒、経験25年)
学科長(男性、40代、大卒、経験25年)
講師(男性5名女性1名、40-50代、短大-大卒、機械工学・自動車工学・自動車技術・、経験15-25年)
活動対象者:講師8名・学生約90名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

マレー語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士以上)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:講師への指導のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

使用機材の多くはNISSANモデル
国家職業技能基準(NOSS)の自動車整備関連の項目は、日本の基準に準拠している。