2023年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL02423D02)
募集終了

国名
ラオス
職種コード 職種
G209 考古学
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ラオス国立大学社会科学部

3)任地( 首都ビエンチャン ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は首都ビエンチャン中心部から北に約9kmに位置し、ラオスの高等教育の中核をなす最高学府である。歴史・考古学科は社会科学部に属し2専攻からなる。配属される考古・文化遺産保護専攻は2009年に設立された比較的新しい学科で、学生への教育の他、人文学的調査を行いラオスの文化や国の歴史遺産の保護も促進している。学生数は4学年合わせて207名、修士課程は18名在籍している。2023年10月までシニア隊員が考古学分野での研究指導、発掘調査、教員および学生への指導を行っていた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ラオスでは貴重な遺跡や遺物が多く存在するが考古学分野はまだ成熟しておらず、歴史的価値が未調査のまま開発されている土地や地域がたくさんある。ラオスにおいて考古学は新しく、教員の教授能力、調査方法の知識、調査用具の導入・使用方法、データ解析のための知識、発掘調査経験等は不足している。今後、より専門的な教育課程の拡充を視野に入れる中、指導者側の能力強化が急務となっている。2023年10月まで活動していたシニア隊員は配属先カウンターパートとともに教員および学生の考古学知識を向上させ、日本の研究機関や関連機関との橋渡しを行い、考古学の基盤を築いてきたこともあり、その活動を継続および発展させたいとの希望から隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 考古学の理論と技術の両方を総合的に学生/教員に指導する
2. 教員に対する指導方法の教授および教材の整備
3. 教員に対する発掘調査およびその後の作業、報告書・研究論文に係る指導
4. 修士課程や博士課程への進学を希望する教員への指導および支援
5. 日本の大学、研究機関等との連携

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、調査・測量機材、ドローン、実測道具

4)配属先同僚及び活動対象者

・副学部長 男性60代(准教授、修士:歴史)
・学科長 男性50代(修士:歴史)
・統括 副学科長 男性40代(修士:歴史)
・考古担当 男性30代(修士:文化財保護)
・文化遺産保護担当 男性30代(修士:人類学)
・フィールドワーク担当 男性30代(修士:考古)
・専攻教員 女性30代(学士:考古)


5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

ラオ語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)人文科学 備考:配属先の希望による

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:経験に基づいた指導・助言が必要なため

[参考情報]:

 ・大学等での講義経験、論文執筆経験があること

 ・修士号は考古学であること

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

実際は現地語の使用も多いため、派遣前訓練および赴任後にラオス語の訓練を行う。