要請番号(SL02721C01)
募集終了
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
商工省
2)配属機関名(日本語)
カオタン技術短期大学
3)任地( ホーチミン市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1906年にベトナム部南部地域に初めて設立された職業訓練校(アジア技術学校)で、1956年に現在の学校名に変更された。ホーチミン市の中心地に位置しており、短大コース(3年)、専門技術者コース(2年)等、5コースを実施している。機械工学部、自動車学部、電気・冷凍機器学部、電子・IT学部で構成され、100名のスタッフ、300名の教員および13,000名の生徒が在籍、ベトナム南部地域の技術者育成を担っている。年間予算は100億ベトナムドン(日本円で約5,000万円)。同短大はベトナム商工省より高専教育モデル校に選定されており、高専機構講師が定期的に訪問、指導も受けている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベトナムでは2020年以降、早期の工業化を国家目標と掲げており、産業競争力の強化に取り組んでいる。特に機械加工、電気、電子分野等の製造業を支える基盤となる分野を支える質の高い人材の育成が急務とされている。配属先は南部地域の技術者育成において重要な役割を担っており、卒業生の就職率は90パーセント以上にも達する。一方で、近年では工場のオートメーション化、外国企業の進出が急速に進んでいることから、機械工学部メカトロニクス学科では、より実践的な実習内容に改善し、高専教育モデル校としての「技術者としてのマインド醸成」(安全教育や態度)を支援できるよう、ボランティアの要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力して以下の活動に取り組む
1.機械工学部メカトロニクス学科のシラバス、カリキュラムの内容、実習機材等を確認し、改善に向けた助言を行う。
2.学校内の5S活動推進に向けた助言を行う。
3.講師や学生へのキャリア教育(高度技術者に向けたマインド醸成)に対する支援を行う。
*講師を対象とした活動となり、学生への直接指導はほとんどない。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
実習用機器(PLCによる圧搾空気やモータ等を用いたシーケンス制御、三菱製ロボットアーム等)
4)配属先同僚及び活動対象者
機械学科長:50代/男性/修士
機械学科講師65名:博士2名、修士45名、大卒17名/実務経験平均10年(このうち、メカトロニクス学科講師は19名、メカトロニクス学科長は韓国留学経験あり)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
英語(レベル:A)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)機械工学 備考:同僚とのバランス上、必要
[経験]:(教員経験)15年以上 備考:講師指導が中心となるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
※配属先の場所はホーチミン市内の中心部となるため、住居まではバス通勤が必須となる見込み