要請番号(SL04825D02)
募集終了



・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業畜産省
2)配属機関名(日本語)
農業機械公社パロ支所
3)任地( パロ県ボンデイ ) JICA事務所の所在地( ティンプー県 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農業機械の認証試験、研究開発等を行っている農業機械化センター(AMC)から独立し、2016年に設立された国有企業である。本社は国際空港のあるパロに位置し、地方に4つの支店を有する。支社を含めた従業員数は約230名。またブータン全土に7個の大型倉庫を有している。農家への農業機械の貸し出し・修理・販売、農業部品の製造等に加えて、農場で野菜や米の栽培も行っている。これまでに配属先には金属加工SV、 経営管理JVなど複数名の隊員の派遣実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータン国内における穀物の収穫後損失を低減するため、配属先では科学的根拠に基づく穀物の貯蔵管理体制の強化を目指している。特に、既存の倉庫インフラや地域の気候条件に適した保管プロトコルの導入、職員への実践的なトレーニングの実施、標準作業手順書(SOP)の整備と運用体制の確立が求められている。JICA海外協力隊には、倉庫職員・現場スタッフと連携しながら、穀物の品質維持に関する技術移転、害虫・湿度管理の改善、地域に適した低コスト保管ソリューションの提案などが期待されており、配属先全体のロジスティクスと貯蔵効率の向上に寄与することが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1. パロ支所を中心に倉庫業務・物流体制を把握し、現場と管理の両面から課題を抽出・整理し共有する。
2.入出庫管理や棚卸作業の見直しを行い、Excelなどを活用した在庫管理の簡素化・標準化をサポートする。
3.湿度・害虫対策を含む保管作業の手順を文書化し、全倉庫で共通理解が図れるようSOPの作成・展開を行う。
4.収穫後の処理・貯蔵に関するベストプラクティスを共有し、職員向けの実践的な研修やワークショップを実施する。
5.地域の気候や設備状況に応じた、コスト効率の高い穀物保管方法を調査・提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
多目的穀物包装機、コンパクト精米プラント、穀物袋詰め機、エアコンプレッサー、パレット、机、プリンターなど
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
CEO(50代、男性)
パロ支所 マネージャー(30代、男性)
パロ支所 倉庫管理者7名(20代から50代、男女)
農業機械公社職員: 約230名(うち本社社員は25名)
【活動対象者】
配属先スタッフ、倉庫管理担当者(全7か所)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:実践的かつ指導的な活動のため
[参考情報]:
・農産物や食品の品質管理の実務経験(必須)
・収穫後処理や穀物保管の知識があると良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。