要請番号(SL10622C02)
募集終了

・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
治水・環境省
2)配属機関名(日本語)
治水・環境省 技術部設計課
3)任地( スバ市 ) JICA事務所の所在地( スバ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、自然環境に配慮した持続可能な開発、河川と水路の管理と維持、水資源管理強化を目指し、2017年に農業省から独立し環境省と合併した中央政府機関。治水部門では9つのプログラムを実施しており、うち6つは洪水対策関連である。全国の洪水被害削減対策、排水の改善、河岸・海岸防護、スマート灌漑テクノロジーを担当し、排水路、遊水池、ダム、堤防、放水路等、洪水対策に関する業務を管轄している。現在の主事業は河川の脱塩作業や浚渫事業等である。同省の「戦略計画(2020-2024年)」も策定され、計画に沿って事業が進められている。省年間予算約4.6億円、うち事業費約3億円。HP:https://www.mowe.gov.fj/
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィジーでは、サイクロン、豪雨による洪水、土砂崩壊等の自然災害に例年見舞われており、橋崩落、道路封鎖、冠水等、大きな人的・経済的被害が発生するが、インフラ整備は進んでいない。河川の洪水対策計画策定や事業実施が必要であることは認識しているが、人的リソース、技術不足、機材不足、予算確保問題等により、ナンディ川流域以外は着手予定はなく、また事業も技術的な部分はドナーやコンサルタントに委託し、自分たちで実施できていない。日本と同じく山がちで多雨なフィジーでは、日本の治水事業と環境に配慮した高いレベルのインフラ導入に対する関心が高く、適切な事業提案・設計を指導できる専門知識・経験が求められ、JICA協力隊の要請が挙げられた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の実施能力・実態を確認しながら、ボランティアの専門分野で対応可能な課題に対し、現地技術者と協働して以下の取り組みを行うとともに、現場関係者に技術指導を実施する。
1.水害対策のため、河川、水路、灌漑、排水路、土壌等の調査を実施し、水理解析や水文学モデリングを行う。
2.洪水常襲河川の河道拡幅、河川堤防、捷水路、放水路、護岸堤等の治水事業に対し、適切な事業計画の提案および技術指導を行う。
3.治水事業にかかる地域計画、国家戦略の方向性に対し、提案・助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
AutoCAD2018
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
・課長(男性、30代、水文学大学院卒)
・課内エンジニア8名(男性6名、女性2名、20~40代:全員土木工学を履修)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)土木工学 備考:配属先同僚同等以上が必要
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務遂行上不可欠
[参考情報]:
・Auto CADでの設計経験
・河川工学、水文学モデリングの専門知識・経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)