要請番号(SL13622D01)
募集終了
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林畜水産バイオセキュリティ省
2)配属機関名(日本語)
バイオセキュリティ局
3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都ポートビラにあるバイオセキュリティ局では、農業振興や環境保全、気候変動対応、貿易促進を通しての国家繁栄を目標に据え、外来動植物による病気伝染の防止、国産農作物市場の強化、食料や食料加工場の検査を通した公衆衛生管理、畜産の振興などを主たる目的として各業務を遂行している。同局内には畜産衛生管理、バイオセキュリティ、植物衛生管理の3部門があるが、隊員が配属される予定の食肉検査チームは畜産衛生管理部門に所属している。当該チームには、南部(ポートビラ)に6名と、北部(ルーガンビル)に4名の職員が配置されている。 2022年度の局全体の予算は約14,500千円である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2020年に首都ポートビラに食肉検査ラボが新設され、現時点で機材や設備などの基本的なハード面はひと通り揃っている。 計画段階から中心的役割を果たしている当該スタッフは、2019年に本邦研修に参加し、日本の食肉検査システムやラボ管理に強い信頼を寄せており、日本の経験者による助言・指導の下、ラボの運営を行いたいとの要望により隊員の要請に至った。安全な食肉をバヌアツ全土に届けるため、配属先はラボ運営を中心に、バヌアツの食肉流通のさらなる安全衛生強化、及び食肉の輸出振興を目標としている。また、国際基準であるHACCPへの対応を進めるための助言も必要としている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
食肉検査ラボの効率的な管理運営を目指し、下記の活動を行う。
1. ラボマネジメントのためのシステム構築・改善の支援を行う。
2. ラボ内で使用される各種マニュアルづくりを支援する。
3. ラボ管理運営に係る研修を関係職員に対して実施する。
4. 微生物・残留化学物質検査のサーベイランスシステム及びデータベースシステム導入を支援する。
5. 可能であれば、必要に応じて食肉安全衛生基準に関する法令・規則等の改訂への助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
機材:Optika B292 Microscope、Biobase 50litre incubator、Tomy SX 500E Autoclave、Bunsen Burner、冷蔵庫等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・上級食肉検査官(50代男性・経験30年以上・チーム長) ・食肉検査官(30代女性・経験10年以上)
・食肉検査官(30代女性・経験5年以上・生物学士)
・その他食肉検査官アシスタント2名
活動対象者:
・食肉産業従事者(生産者、加工者、食肉販売者等)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:実務に裏付けられた提言が必要
(指導経験)3年以上 備考:スタッフへの指導が必要
[参考情報]:
・食肉検査ラボにおける実務経験
・HACCPに関する知識・経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
カウンターパート(食肉検査官)は2019年にJICAが実施した本邦研修に参加し、日本式の食肉検査やラボ運営管理に感銘を受け、日本からの支援を強く望んでいる。