2021年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL16621C01)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
7代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

カリキュラム指導局

3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、パラオ国内の公立小学校(1~8年生/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)17校及び公立高等学校1校を所管。全教科のカリキュラムの改訂、全国共通テストの実施、指導法改善を目的とした各種研修会の実施、学校巡回による教員指導等の業務を担っている。また、英語、パラオ語、算数・数学、理科、社会、テクノロジー、体育、保健の教科専門担当を置き、各校教員への巡回指導や各種研修会による指導力の向上に努めている。海外協力隊による支援は2010年に初代隊員を派遣以降継続しており、前任者は2020年3月まで活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオ国内には教員養成校(課程)が存在せず、教諭免許制度も有していない(短大での科目履修制度は存在する。)。教員の離職率も高く、優秀な教員の安定確保が困難な状況である。現場の教員の多くは各教科の教授法を学んでおらず、教科や指導に関する知識が乏しい。特に、算数・数学においてその傾向が顕著であり、教育省では算数・数学科専門担当を各校に派遣し、授業を視察し個別に具体的な改善案を指導している。また、ワークショップでは授業研究の場を提供するなど、算数・数学教育の改善に力を入れている。教育省は児童・生徒の学力向上に向けて、今後も定期的に各校を巡回して教員の質の向上に努める計画であり、経験豊かな隊員による的確かつ具体的なアドバイスが期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.各校の授業を観察し、教員(学級担任や算数・数学専科)の授業を評価し、学習者主体の授業について指導を行う。
2.授業の評価を基に、学習者主体授業の指導法や授業計画の作成方法、教員自身の学力向上を目的とした研修会を実施し指導する。その際必要に応じて模擬授業を行う。
3.JICA研修(日本国内での研修)に参加した経験のある現職教員(20名程度)へ呼びかけ、有志による勉強会を企画する。
4.教員向け算数・数学テストを作成し、その結果を今後の指導に活用する。
5.小学校へ派遣されている他の海外協力隊員とともに勉強会を開催する。教育省の動向を現場の隊員に対して情報提供するとともに現場の声を教育省へ届ける等中央機関と現場の橋渡し的役割を担う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

個室、デスク、プリンター、プロジェクター、インターネット環境あり。なおパラオでは2011年からシンガポール式算数を採用している。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:カリキュラム・指導局主任(女性、50代)、算数・数学科専門担当(女性、40代、学士、経験約10年)

活動対象者:小学校算数(担任)教諭、高等学校数学教諭

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)15年以上 備考:教員への指導が必要なため

[参考情報]:

 ・指導主事、研究主任等の経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

パラオには公共交通機関がないため、住居の場所によっては通勤や生活上自家用車が必要となる場合があります。