【配属機関概要】

3）任地（ ハバナ市 ） JICA事務所の所在地（ ハバナ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

観光省直下の観光専門学校の本校であり、地方13校を統括する。①ホテル業、②観光・文化・開発、③運営管理、④言語の4つの教育部門を持ち、教員56名が従事、2018年には受講者計7542名、修士課程1249名が在籍。校内に調理室、レストラン、宿泊施設等の模擬実習室あり。新人育成は各地方分校が担い、本校は主に既存の観光業従事者(ガイド、ホテル、旅行会社、観光公社の従業員と経営層等)のスキルアップを担う。教育部門の他、研究開発部門があり、観光公社等対象にコンサルティングサービスを提供する他、ドイツの財団、カナダやフランスの観光学校との協力実績もあり。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国において、観光業は経済社会政策指針における重点分野に、国家経済社会開発計画案においても戦略的経済セクターに位置付けられており、今般のコロナ禍で大きな打撃を受けたものの、今後の産業成長を牽引する事が期待されている。しかし、現在海外国人観光客の98%が欧米地域から来ており、米国の経済制裁強化による観光客減少等の脆弱性を抱える等、集客元の多様化が課題となっている。このようなキューバの観光業の人材育成を一手に担うFORMATURから、アジア圏を含む各地からの観光客のニーズに応じたサービスを提供できる人材育成と観光サービス向上に関して、教員や学生に対して指導・助言できる海外協力隊の派遣を要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.アジア圏を含む各地からの観光客のニーズに応じた質の高い観光サービス提供に関する人材育成プログラムの計画・実施。
2.上記活動に必要な調査の実施
3,教材作成
4.教員、受講者に対する指導・助言
5.地方分校への出張講習
6.日系旅行会社との連携

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

店舗、受付、レストラン、バー、宿泊施設、調理室、ソムリエ室等の模擬実習室、PC研修室、経営層向け研修室

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
FORMATUR教職員が主な同僚となる。内1名はJICA日系社会研修の帰国研修員。
活動対象者:
25歳～60歳、専門学校・大卒レベル。
現役観光業従事者および経営層(ホテル、旅行会社、観光公社等)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・40歳以上(国際約束上の制約のため)

【地域概況】

【特記事項】

通勤・生活には公共交通機関を使用する。十分な生活物資(特に生鮮食料品等)の調達が困難な時期がある。外国人向けの住居は限られており、柔軟な適応力が求められる。