要請番号(SL21825D01)


3代目
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育省(MES)
2)配属機関名(日本語)
ハバナ大学外国語学部(FLEX)
3)任地( ハバナ県プラサ・デ・ラ・レボルシオン市 ) JICA事務所の所在地( ハバナ県プラジャ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1728年設立のキューバ最古の高等教育機関。19学部35専攻があり、研究機関等10の付属機関を有する。学生数は学部約15,900名、修士課程約3,300名、博士課程約1,600名、教員数は約1,610名。配属先の外国語学部は英、仏、露、独及び手話の主専攻があり、日本語は副専攻(第2言語)に位置する。日本語担当教員はいずれもキューバ人で3名配置されており、日本語専攻学生数は2025年6月現在で35名(1年目11名、2年目14名、3年目10名)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ハバナ大学外国語学部では、1990年代から日本語コースが選択科目として存在し、2011年に第2外国語として専攻・単位取得が認められた。日本語は2,3,4学年向けで、3名の講師が隊員と共に担当している。教師2名の内、1名は日本語能力検定試験でN3を取得しており、国際交流基金日本語教育基礎研修を受けている。キューバでは、日本語や日本文化への関心が非常に高いが、日本語学習のニーズや専門性に対応しきれていないことから、隊員には、中級レベル以上の日本語クラスへの対応、キューバ人教師へのアドバイス及び日本文化紹介活動等に対する支援が期待されている。(2022年8月より初代隊員1名が派遣され、現在2代目が活動中)
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
ハバナ大学外国語学部の副学部長と協議したうえで、以下の活動を行う。
1.学部における授業を担当する。(中・上級レベルのクラスを予定)
2.キューバ人教師に対する助言および教授法を指導する。
3.日本語教育、日本文化紹介活動等を支援する。
4.ハバナ大学以外の施設(博物館「アジアの家」、芸術大学日本研究講座等)での日本語教育活動を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プロジェクター(必要時に借用)、スクリーン(各教室に組み立て式有り)、執務室(他の外国語担当教師と共有のため、必要に応じ使用可能)
4)配属先同僚及び活動対象者
ハバナ大学外国語学部の日本語担当教師3名(20代2名女性及び30代男性1名)、日本語学生数35名。大学以外の施設では、博物館「アジアの家」に日本人の日本語教師が1名、芸術大学日本研究講座にキューバ人教師が2名いる。大学以外の施設の学生は高校生以上から40代まで年齢層は幅広いが大多数がアニメはじめ日本文化愛好者。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:CP全員が大学卒業以上のため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:CPが有する能力レベルが高いため
[参考情報]:
・あるいは教師養成の経験があること
・40歳以上のみ可(国際約束上の制約のため)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~36℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
十分な生活物資(特に生鮮食料品等)の調達、ドルやユーロ現金の入手が困難な時期がある。公共交通機関の整備が不十分である。ハリケーン等の自然災害時には注意が必要である。エネルギー不足に直面しておりほぼ毎日計画停電がある。