要請番号(SL22425D01)

10代目
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済開発企画省
2)配属機関名(日本語)
ドミニカ剣道連盟
N
3)任地( サントドミンゴ特別区 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は国内の剣道・居合道の普及・促進を目的としており、段級審査、セミナー、地域大会等を行っている。また、国際剣道連盟に加盟し、国際大会にも参加している。サントドミンゴ特別区では連盟に所属する2道場を中心に、平日及び土曜日に剣道と居合道の稽古を行っている。2025年1月時点での稽古参加者は剣道約30名、居合道約30名程度(重複あり。地方道場含む)。2012年度に日本大使館の草の根文化無償資金協力による国立サントドミンゴ自治大学剣道場の整備の他、剣道隊員が指導者育成や組織運営への助言等を行ってきた。前任となる長期シニア隊員が活動中(2026年5月まで)。2024年度の年間予算は約100,000ペソ(約1,600米ドル)
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国では、国内にある複数の剣道場の整備や隊員による指導を通して、剣道が着実に発展してきており、2023年の世界選手権団体戦で初勝利、中南米大会で3位入賞する等、近年目覚ましい成果を上げている。一方で、配属先はこれまで会員の昇級・昇段の促進に力を入れてきたが、上級者への指導や昇段審査ができる高段者の不足等から、昇級・昇段試験の準備・実施が難しい状況にあり、他の同レベルの国々から遅れをとっている。同様に、今後の世界選手権でこれまで以上の結果を出すためにも、経験豊富な指導者による継続的な指導が不可欠である。また、連盟内外には日本人から直接指導を受けたいという剣士も一定数おり、剣道(居合道含む)を更に振興させるため、引き続き剣道シニア隊員の派遣が求められた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
ドミニカ剣道連盟に所属する道場において、各道場の指導者と協力して以下の活動を行う。
1) 剣道及び居合道の稽古に参加し、指導者及び参加者への指導を行う (月1回程度地方出張あり)。
【首都での練習時間】 月、水(9~11時、19時~21時)、木(19時~21時)、土(8時~12時)。
2) 剣道指導者層(3-5段の高段者)対して、実践的な稽古及び、技術向上・稽古の質向上のための助言を行う。
3) 剣道人口増加のため、連盟が企画する昇級・昇段試験、講習会や演武等、各種イベントの実施に協力する。
4) 国際大会に参加する国代表の選抜及び指導に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
道場施設、防具・竹刀・居合刀等の各種武具 (自身の武具は持参をすすめます)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先関係者】・会長、50歳代、男性、剣道5段、 居合道3段
・カウンターパート、配属先経理担当、40歳代、男性、 剣道4段、居合道初段
【活動対象者】
・剣道: 5段2名、3段4名、2段-初段4名、1級以下24名
・居合道:3段1名、2段1名、初段2名、1級以下28名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(剣道六段)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)5年以上 備考:経験に基づいた指導が必要
[参考情報]:
・居合道5段以上も有していることが望ましい
・(居合道の指導も求められているため)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
剣道・居合道の用語はある程度日本語でも通じ、言語よりも隊員の技術に期待しているため、言語レベルは重視しない。
居合道の主流は制定居合、無双直伝英信流。
住居は原則ホームステイ。停電や断水が頻繁に発生することがある(終日の停電、断水はまれ)