要請番号(SL24525C03)
募集終了



2代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ケレタロ州教育局
2)配属機関名(日本語)
ケレタロ航空大学
3)任地( ケレタロ州コロン市 ) JICA事務所の所在地( メキシコシティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
人口200万人を超えるケレタロ州のケレタロ国際空港に隣接するケレタロ航空大学は、2007年に設立された新しい大学である。2024年の生徒数は約2,100人、教員数約200人と小規模な大学ではあるが、国と州が力をいれている教育機関の一つであり、年間予算は2.7億円を有する。航空産業関連について、修士・学位、整備士育成、関連企業社員教育等を行っており、学科は航空関連の製造、設計、システムコントロール等がある。近年、急速に拡大している航空機産業界で活躍できる人材を育成するため、企業のニーズに合わせた授業内容や企業で用いられている機材を使用した実践的な教育に注力している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ケレタロ州は多くの日系企業も進出している工業地帯であり、同地域の技術系大学卒業生の多くは、日系企業を含む同地域企業へ就職する。現在、配属先大学はパワーエレクトロニクスの講座新設や航空宇宙システムのイノベーションセンター設立を目指しており、2024年2月から活動している初代隊員は、パワーエレクトロニクス、半導体デバイス、マイクロプロセッサ動作原理等について講義を実施しているほか、国際的なドローン用プログラムのコンテスト参加を通じた実践的知識の育成に取り組んでいる。また、グローバル人材育成のため、日本文化の紹介も活動として求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 現行カリキュラムの評価及びパワーエレクトロニクスの実習施設における学生用カリキュラム策定への助言。
2. 大学が進めるパワーエレクトロニクス、AI技術を取り入れた自動制御アルゴリズム開発、ロボティクス実習の統合に向けた支援。
3. 電気・電子分野の講座内容改定についての助言と教材作成の支援。
4. 日本の文化および労働の場における文化の紹介。
なお、1から3については、航空分野に限らず、組み込み用ソフトウエアやマイクロコントローラー等の知識を持つ電機・電子系の技術者であれば、対応可能。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Raspberry Pi, Google TPU, Nvidia Jetson Nano, ANSYS 空力流体構造シミュレーター, 3Dプリンター、実習用ヘリコプター(Bell 206)
4)配属先同僚及び活動対象者
カウンターパート:40代男性、自動制御・ロボティクス博士
関連教員:9名(修士5名、博士5名)
生徒:学部生200名、修士課程の学生30名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)電気・電子 備考:学生、教員に教えるため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:学生、教員に教えるため
[参考情報]:
・ロボティックス、メカトロニクスの知識歓迎
・航空分野に限らず、電気・電子の技術者歓迎
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイを基本とする。安全対策措置により、夜間の外出や渡航可能地域に制限がある。