要請番号(SL24525D03)
募集終了
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
職業技術教育活性化センター
3)任地( メキシコ市トラウアック ) JICA事務所の所在地( メキシコ市ポランコ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
職業技術教育活性化センター(略称:CNAD)は日本の協力により1994年に設立され、全国の職業高校・職業訓練校の教員向け教育機関として、産業のメカトロニクス化及び技術革新に対応できる人材育成に貢献してきた。1994年~1998年及び2010年~2014年には、JICA技術協力プロジェクトの枠組みにより、メカトロニクス及びプラスチック成形専門家らが派遣され、また、CNADはJICAと共に中南米地域の技術者を対象とした講座も実施してきた。研修は多様で、1週間の短期研修も含めると年間約500名の教員が受講している。さらに、近年はメカトロ二クスのバチジェラト(日本の高校に相当する課程)も設けている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
メキシコでは簡単なつくりの製品から、高度な知識や品質管理を要する自動車パーツまで、様々なプラスチック製品が生産されている。CNADは技術進歩や求められる製品の変化に対応した研修を職業訓練校の教員らに提供することで、メキシコ国内の産業人材のレベル向上を目指している。しかし、CNAD指導者らは専門知識を有し長年研修に携わっているものの、民間企業での実務経験は乏しい。また、CNAD所有の機材と職業訓練校や企業が使用する機材が異なることも多々あり、有益な研修のために工夫が必要となっており、プラスチック成形金型の製造・メンテナンス、工場改善、品質改善・管理に関する実践的な知識と豊富な経験を持つ隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
・プラスチック成形技術人材育成プロジェクトの報告書を踏まえながら、CNADのプラスチック射出成形に関する研修内容、機材・施設の状況及び指導者チームの技術レベルの現状を評価し、改善にむけた助言や支援を行う。
・国内の職業訓練校でのプラスチック射出成形バチジェラト課程設置について、助言する。
・プラスチック製品製造企業の企業評価(SEQCDDPM)実施に向けて、アクションプランの策定を支援する。
・企業が抱える技術的問題を見つけ出し、企業向けプラスチック射出成形研修の内容策定及び実施を支援する。
・職業訓練校及び企業や企業連盟等を訪問し、プラスチック射出成形技術について講演をする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Nissei Injection Modeling Machine (FNX80, NEX50III)、その他にMFR測定器、粉砕機、乾燥機、引張試験機(島津製作所製)等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:カウンターパート(プラスチック射出成形教師、50代、男性)
活動対象者:全国の職業高校・職業訓練校の教員(20代~60代)、プラスチック製品製造企業関係者
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)機械工学 備考:高等教育機関への支援のため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:実践的な助言のため
(指導経験)2年以上 備考:教員支援のため
[参考情報]:
・プラステチック射出成形知識と実務経験必須
・製造業における管理職経験があると望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(3~26℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・配属先及び隊員の居住地域は首都の端にあり、中心部までは公共交通機関で約1・5時間を要する。
・住居はホームステイを基本とする。
・安全対策措置により、夜間の外出や渡航可能地域に制限がある。
