要請番号(SL25125D02)


7代目
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済財務省
2)配属機関名(日本語)
パナマ国際海事大学
3)任地( パナマ県パナマ市 ) JICA事務所の所在地( パナマ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は旧パナマ航海学校を母体に2005年12月に新設された国立大学で、パナマ随一の船員教育機関である。2008年から専門課程が開始された。現在は航海科学学部、海運学部、海洋科学学部、海洋土木工学部を有しており、国際海事大学協会(IAMU)に加盟している。JICAは旧パナマ航海学校時代の1993年から1998年まで、パナマ航海学校強化プロジェクトを実施し、専門家派遣、研修員受入や機材供与を行った。その後も継続して研修員受入などを行っている。その他、外国民間海運会社からの援助も多い。年間予算は約1,000万ドルである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
上記のプロジェクトにより技術面、機材面での協力が実施された後、シニア海外ボランティアによる技術支援が継続されている。学士過程では船員の免状取得、修士課程では船員としてのさらに高度な技能、知識の習得を目指すと同時に、航海、海運産業全般における専門人材として就業、活躍できる人材の養成が行われている。しかしながら、パナマにはグローバルに展開している海運企業はなく、また配属先大学は国外の海洋系大学との交流も深いとは言えないため、学生が将来の海技者像を捉え難い面もあり、日本の海運会社等にて商船乗組経験、運航管理等現場経験・知識の豊富な隊員の派遣による船員教育向上、人材育成への支援が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.現役船員、学生や隊員を対象に、航海技術(主に甲板部門だが、通信が含まれる)の指導、講習補助を行う。教員対象の講習は英語で行う。(講義の中にて、補完的に現場経験に基づいた実務アドバイスを実施したり、教員に対して日本等他国での指導方などの紹介を通じた助言・講習をしたりすることが期待される。)
2.シミュレーターやラボ内機材を利用した訓練に対する助言や改善支援、それらの機材の保守点検警備に係る指導を行う。
3.現場実務経験、その知識・技術をベースに、修士課程のカリキュラムや授業内容の改善・改訂について助言を行う。
4.日本の海運企業や海事系教育機関との交流、つながりの促進に貢献できれば尚良い。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
各種シミュレーター(船舶運航:トランザス社製、通信‐GMDSS‐、レーダー、液体積荷、ECDIS)、練習船(運航部分)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:航海科学学部長をはじめとする同学部教官、カウンターパートは航海学科長(50歳代、修士、経験25年以上、JICA帰国研修員)
活動対象者:航海学科教員、学生及び現役船員
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:海事系。大学教員を支援するため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:指導に必要
[参考情報]:
・商船船長経験者が望ましい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)