【配属機関概要】

3）任地（ サルタ州サルタ市 ） JICA事務所の所在地（ ブエノスアイレス市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同州環境・持続開発局は、環境管理部、地域計画部及び環境・持続開発局が直接管理するいくつかの課で構成され、環境政策の立案や環境プロジェクトの企画・実施等の業務を行っている。JICA海外協力隊の所属部署となる予定の環境管理部環境管理課は、2000年に州で制定された法令に基づき、固形廃棄物の処理に携わる組織や処分場の機能強化及び実行力の向上を目指し、州内の60の各自治体に対し、進捗状況の調査やモニタリング、廃棄処理状況の分析、問題対策、関係者の人材育成や技術指導などを実施している。職員数120名、年間予算約52万米ドル(2022年2月)。2019年3月末まで前任者となるシニア海外協力隊が派遣されていた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同州には、60の自治体があり、そのうちのいくつかは地域コンソーシアムを通じて共同で廃棄物管理をしている。市町村に専門知識を有する人材が不在であることや住民の問題意識の低さから、ゴミ収集及び廃棄物処理業務が十分に機能していない。また、地域ごとに地形や気候条件、経済状況が異なることから、処理業務の進捗状況にも影響を与えている。同配属先が管轄する州北部の6自治体が集まる地域環境センターについては、米州開発銀行(IDB)からそのプロジェクトへの資金援助が承認され、現在国から委託されたコンサルタント会社がプロジェクトを立案をしてる。同配属先が上記プロジェクトに係る活動は多岐に亘るため、その分野における新しい専門知識と戦略への専門的なサポートを得たいとして、後任要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者と協働し、以下の活動を行う。
1. 北部地域コンソーシアムのプロジェクトの改善、技術的な改定のための提案に協力する。
2. 環境モニタリング計画の策定を支援する。
3. 州の市町村及び地方における都市固形廃棄物処理状況の情報収集及び課題の特定、解決策の検討、評価等に関する支援をする。
4. 各自治体の都市ゴミの状況に関する情報のデータベース化を支援する。
5. 廃棄物処理に携わる州政府及び市町村のスタッフを育成する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務用品、パソコン、プリンター等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・責任者:男性/30代/経験年数10年/JICA帰国研修員
・同僚:5名(男1名、女4名)/30代-50代/経験年数6-13年/
活動対象者:
・各市町村の職員(専門知識を有さない職員を含む)100名前後

【資格条件等】

[参考情報]：

　・最終処分場の設計又は運営経験有なお可

【地域概況】

【特記事項】

公的機関での実務経験があるとなおよい。