2021年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL30621C01)
募集終了

国名
ボリビア
職種コード 職種
C211 獣医・衛生
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農村開発土地省

2)配属機関名(日本語)

サンタクルス畜産業連合会(FAGASACRUZ)

3)任地( サンタクルス県サンタクルス市 ) JICA事務所の所在地( ラパス県ラパス市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

サンタクルス畜産業連合会(FEGASACRUZ)は1966年にサンタクルス県の畜産業振興を目的として設立された民間団体である。対象とする主な動物種は肉牛・乳牛である。県内15郡の38組織(5,700業者)が加盟している。主要な業務は国内関係機関との調整(産官学連携推進)、加盟団体・農家の家畜衛生向上支援、畜産業の持続的な開発支援、経営改善等。年間予算は10,800千Bs(約1億7千万円)、職員数は23名。JICAは1980年代から2010年まで畜産業への技術協力を実施した実績があり、人材育成を図ってきた。その他、アルゼンチン、ブラジル、EUからの援助受入れ実績あり。

【要請概要】

1)要請理由・背景

畜産業はボリビアの主要産業の一つである。特にサンタクルス県で盛んであり、牛肉の国内生産の43%を同県が占める。2019年から中国への牛肉輸出が開始され、アジア地域への輸出促進に関心が高まっている。一方で輸出可能なレベルにある畜産農家は未だ一部であり、生産技術、家畜衛生技術等の向上が必要な状況にある。特に授精技術・品種改良技術の向上や乳房炎、ブルセラ病や結核、口蹄疫等の摘発淘汰やワクチンコントロールが重要視されている。このような状況のもとサンタクルス畜産業連合会(FEGASACRUZ)は産官学連携を進めつつ、家畜衛生を中心とした課題の抽出と業務計画策定、技術支援等を行い畜産技術の一層の向上と産業振興を図るためJICA海外協力隊の派遣要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先や提携先技術者と協力しながら、主に以下の活動に取り組む
1.加盟組織・畜産農家の現状調査と課題抽出のための調査支援する。
2.配属先の畜産業振興(家畜衛生等)に係る業務計画策定に対する支援を行う。
3.加盟農家を対象とする家畜衛生向上等のための技術指導、普及啓発活動を行う。
4.家畜疾病予防に関する業務のサポートを行う。
5.配属先が行う各種畜産普及プログラムに対する支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

検査機器は提携先(民間ラボ、大学等)が有する。電気泳動装置、吸光マイクロプレートリーダー(ELISA)、蛍光顕微鏡、リアルタイムPCR、クリーンベンチ、冷却遠心機、振動撹拌機(ローラーミキサー)等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:サンタクルス畜産業連合会会長
畜産分野での経験年数21年(連合会会長として5年)
JICA本邦研修への参加経験あり
技術部門責任者:
獣医師、経験年数19年、勤続年数14年
活動対象者:
畜産農家、民間ラボ、大学、県衛生局等関係者

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はスペイン語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(獣医師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務上必要不可欠

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先は県の畜産協会を取りまとめる団体であり、活動の裨益範囲からみても5年以上の実務経験が必要である。
繁殖や品種改良、家畜疾病に関する知識・経験が求められている。