要請番号(SL31822D01)
募集終了
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
キト市役所
2)配属機関名(日本語)
キト市役所公共事業局
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
キト市役所公共事業局公園緑地管理課では、キト市の政策に基づき、カロリーナ公園やメトロポリタン公園をはじめとする公園緑地管理、アーバンフォレストなど首都圏の公共スペースの維持管理、デザイン、小規模な建設等を担当している。一方、都市部での自然生態圏の設置を目的とし、公園内の水景施設(池)建設を目指している。なお、公園緑地管理課には、JICA帰国研修員が在籍している(2018年、持続的な都市開発のための都市経営)。公園緑地管理課年間予算は35百万米ドル(2022年)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
COVID-19によるパンデミックは、キト市民のライフスタイルに変化をもたらし、緑地や公園は市民が休日を過ごすのに最も好まれる場所となった。こうした高まる需要に応えるべく、景観インフラの整備が急がれており、特に水景施設(池)の導入によって都市の生態系を再生し、市民が豊かな自然を享受できる環境形成が望まれている。しかしながら、当国には生物生態や護岸を専門とする優れた技術者が少なく、キト市が目指す水景施設導入のために、高い造園技術を持つ日本への協力が要請された。隊員は、現地技術者と協力し、日本の造園技術を応用した水景デザイン(自然生態圏)に貢献することとなる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚とともに、以下の活動を実施することを想定している。
1.下記2~5について隊員自ら配属先と協議を重ね、必要に応じて調査を実施し、最終的な活動内容を決定する。
2.水景施設導入のためのプロポーザル作成に対する助言(水景に調和し、かつ湿地の水質維持に寄与する在来種の選択に関する助言を含む)。
3.水景施設の管理モデル(湿地の維持管理、評価基準、再生、回復など)作成への助言。
4.植栽技術および湿地の水質を保証する植物種の特徴に関するレクチャーの実施。
5.Sensory Gardenの要素を取り入れた体験型空間(嗅覚や聴覚など五感を通して空間を解釈)のデザインに対する助言。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、パソコン、プリンター
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
建築家(30~40代、男性、公共スペースの再生・建築担当)、建築家(30~40代、男性、公共スペース活用事業のコーディネーター)
活動対象者:
その他市職員(主に建築家)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:活動上必須
[参考情報]:
・学歴は造園関連分野の高等教育以上
・1級造園施工管理技士、1級造園技能士
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
キト市の平均気温は15度前後(ただし1日の寒暖差が大きい)。雨季は10月~5月で、最も降水量の多い4月は平均150~160mm程度の雨量。乾季は6月~8月で、雨量は極めて少なく乾燥している。ビオトープ施工管理士の資格があればなお良い。配属先ウェブサイト https://www.quito.gob.ec/