2022年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL32422D02)
募集終了

国名
パラグアイ
職種コード 職種
D230 電気・電子機器
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

労働雇用・社会保障省

2)配属機関名(日本語)

国家職業訓練局パラグアイ・日本職業訓練技術センター

3)任地( セントラル県サン・ロレンソ市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

労働雇用・社会保障省管轄下の国家職業訓練局(SNPP)は、1971年に産業界のニーズに見合う人材育成を目的に設立された技術教育機関である。全国に支局16か所、42か所の訓練センターを展開しており、配属先は訓練センターの一つである。職業訓練短期コースと短期大学コースを併設し、電気・電子機器、情報科学、冷凍機器、自動制御、溶接などの学科で、約70名の教員が約9,000人の学生を対象に技術指導を行っている。メカトロニクス科では、学科(講義)3~4割に対して実習6~7割の比率で授業を行っている。なお、1978年から2020年までSNPPには10名以上の隊員が派遣されており、その貢献は高い評価を得ている。同配属先では2020年3月までシニア海外協力隊(コンピューター技術)が活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国では国家開発計画2014-2030の一つに『国際社会への参画』を掲げており、産業革新を通じて質の高い労働力と高度な技術の提供、また税制が優遇されている工業地域(マキラドーラ)への企業誘致政策が動き始めており、専門分野の技能人材の需要が高まっている。配属先の短期大学部メカトロニクス科(2年間/4学期/年間授業日数約180日)では、1学年の学生定員数を150名とし計150~200コースが実施されている。学生の80%が、卒業後は電気・電子工学分野・冷凍工学分野へ就職している。当該メカトロニクス科では、当国産業界のニーズにあった人材育成のための効率・効果的な学習環境作りのため、各種助言や、学生や講師に対しての技術支援を必要としており、今般の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

高度技能人材の育成を目的として配属先の同僚とともに以下の業務を行う。
1.メカトロニクス科のカリキュラム改善を支援する。
2.産業界のニーズとカリキュラムとの整合性を確認し、.カリキュラムや講義内容の改善支援を行う。
3,インストラクターの評価システムの改善支援を行う。
4.同僚やインストラクターに対して教育機器の管理と効果的な活用法のトレーニングを実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各種実習装置:CNCフライス盤(BenchMill6000)、CNCルーター(BenchTurn7000)、手動式・電磁弁式空気圧計/油圧計(Intellitek)、オシロスコープ(EXtechMS420)、デジタルマルチメーター(Fluke115)、温度制御装置、パソコン、プリンタ他

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・センター長:女性 ・メカトロニクス科インストラクター:男女6名(電子分野1名※技師1名、電気分野5名※うち技師3名)、経験5~20年程度
活動対象者:
・インストラクター(男・女)30名(20~30代)、学生(男・女)約280名(18~40代)

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒)電気・電子 備考:配属先の要望による

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:指導経験があるとなお良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居はホームステイ(離れ)またはアパートとなる予定。COVID-19の影響により、今後の感染状況により活動内容が一部変更になる可能性有。変更時には配属先およびJICA事務所と相談しながら、活動を展開していくこととなる。