2021年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL32721C01)
募集終了

国名
ペルー
職種コード 職種
D235 自動車整備
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国際協力庁

2)配属機関名(日本語)

全国工業労働訓練機関(SENATI)アレキパ・プーノ地方局

3)任地( アレキパ州アレキパ市 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属機関であるSENATIは国内に83の拠点をもち、製造業はじめ施設設備、保守整備関連業務に携わる人材育成を目指す職業訓練・研修機関である。配属先はペルー第2の都市アレキパ市に位置し、2020年度は電気・電子分野のほか金属機械工学、自動車整備、溶接、食品加工等30コースを開講予定である。自動車整備コースでは常勤講師約30名、非常勤講師約35名、学生数約1,600名。学生の9割は16-18歳(中学卒業後入学)であるが、社会人を含めた29歳まで受講可能。訓練コースは2期制の3年間で総訓練時間数は約7,500時間。自動車整備コースの年間予算は約1,125万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ペルーでは近年の経済発展に伴い民間に流通する乗用車は、特に都市部において電子制御システム搭載型の車両が一般的になりつつある。国内の自動車市場では日本や韓国メーカー各社の高性能車両販売が伸長傾向にあり、新型車両を扱える整備士育成が急務となっている。配属先では自動車整備コースカリキュラムに電子制御式エンジンの取り扱いを導入したものの、同コースの教官は、電子制御式エンジンやシステムに関する知識・技術は限定的である。そこで、協力隊員には、さまざまなタイプのエンジンや電子制御システムに対応可能な人材育成を目指すべく、講師の質の向上、コース内容の改善・充実への支援が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

自動車整備コースにおいて、主に講師の質の向上及びカリキュラムや実習内容改善のため、次の活動を行う。
1 .各種電子制御システムに関する知識、技術習得のための助言・指導を行う。
2. 域内企業のニーズに適合した指導カリキュラム、実習内容改善のための助言を行う。(扱う車両メーカーはトヨタ、日産、三菱、ヒュンダイ、キア、フォルクスワーゲン等)
3. 5Sおよびカイゼンに関する助言指導を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、事務机、椅子、電子制御式ガソリンエンジン搭載自習用車両 (トヨタ:DBA-NCP91、日産:UA-FB15, DBA-E11、三菱:DBA-NA4W 他Hyndai, VW等)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:常勤教官(整備士)30名、30歳~55歳
活動対象者:
(1) 非常勤教官35名、28歳~56歳
(2) 生徒:6クラス(1年2期X3年)、1,600名(16歳~29歳)
※生徒数は2019年実績

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(2級整備士(G・D))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚と同等以上の経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(10~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

2020年は全ての教育機関で対面授業が実施できなかった。2021年からは自動車整備コースを含め9コースのオンライン授業プラットフォームが整備されオンライン授業が実施されている。2021年の第5、6学期には半対面授業が行われる予定。