要請番号(SL75422C12)
募集終了
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育科学省
2)配属機関名(日本語)
タジク工科大学
3)任地( ドゥシャンベ ) JICA事務所の所在地( ドゥシャンベ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先のタジク工科大学は、同国初の工学分野の高等教育機関として1956年に設立された。電気工学(Power Engineering)、建設・設計、先端技術、運輸、運輸管理、情報通信技術の学部がある。年間予算は約1千万ソモニ(約1億2千万円)。カウンターパートは、同大学のCenter for Staff Professional Development and Project Realization(SPD & PR)センター長でJICAの帰国研修員であり、日本で学んだ再生可能エネルギー等の知識・技術を国内に広めることに高い意欲を有している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タジキスタンは国土の90%以上が山岳地帯であり、電力システムは9割以上を水力発電に依存しているが、山岳地帯の遠隔地では電力供給不足が課題となっている。石油・天然ガスの賦存量が少なく、遠隔地においては再生可能エネルギー利用の促進が有望な解決策となっており、国家開発計画(2018-2030)は電力の多様化を含む「エネルギー安全保障の確立」を優先開発課題の一つとしている。他方、同国内では、再生可能エネルギーに係る技術者の人材育成が十分ではない。タジク工科大学は電気技術者を育成する有数の高等教育機関であるが、講師・学生ともに再生可能エネルギーに関する十分な知識・経験を有しておらず、再生可能エネルギーに係る同大学のカリキュラム改善、教育改善等が望まれている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.再生可能エネルギー(太陽光、小水力、風力等)に関連する標準的なカリキュラムに基づき、電気工学学部のカリキュラムを分析し、改善の方向性を提言する。その際、可能な範囲で、同学部関係者とともに、民間企業訪問等を通じて、タジキスタンの電力技術者の水準を把握し、望ましい人材育成の方向性を提言することも期待されている。
2.タジク工科大学の講師・学生とともに主に日本における再生可能エネルギー関連技術等(官民連携の省エネ推進方策含む)を中心に合同セミナー・講義等を開催する
3.可能な範囲で同学部関係者とともに関連民間企業との意見交換・情報共有を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、プロジェクター、その他 SPD & PRセンターの全設備。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・SPD & PRセンター長:30代女性(経験10年)
・エネルギー学部長:30代男性(経験17年)
・発電所学科長:30代男性(経験9年)
・発電所学科・准教授:30代男性(経験17年)
・国際部長:20代男性(経験10年)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はロシア語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:同僚と同等レベルが求められるため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(-5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語としては国語としてのタジク語、もしくは民族公用語としてのロシア語となる。
訓練言語はロシア語となる予定。