要請番号(SL75422D04)
募集終了

2代目
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健社会保護省
2)配属機関名(日本語)
国立小児リハビリテーションセンター「チョルボグ」
3)任地( ヴァルゾフ ) JICA事務所の所在地( ドゥシャンベ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
4~18歳の小児約200名が入所するリハビリテーションセンターで、3週間の母子一時入所サービスも提供する。入所者の症状別内訳は、脳性麻痺が最も多く、小児精神病、中枢神経麻痺、出生後麻痺、てんかん、ダウン症、小頭症、自閉症、神経系障害、筋ジストロフィー等である。施設内には、寝室40部屋、センサー室、リハビリテーション室、身体治癒・マッサージ室、理学療法室等がある。施設の主たる活動は、障害のある小児への治療とリハビリテーションサービス、教育、より良いいケアの提供である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タジキスタンの理学療法は、旧ソ連時代に定着した電気療法、パラフィン温熱療法、リラクゼーションマッサージの3つの物理的手段による介入が中心であり、治療体操等の運動療法や従手的療法はほとんど実施されていない。配属先では、理学療法に携わる医療スタッフの多くが専門教育を受けていないため、主な疾患や障害とリスクに関する基本的な知識が不足し、障害児の理学療法評価手法も実践されていなかった。2019年に初めて短期でシニア海外ボランティア(理学療法士)が派遣され、医療スタッフの知識や技能は大きく改善し、理学療法サービスの質も向上しているが、引き続き同僚への実技指導や勉強会の開催等を通じて正しい理学療法の実践と定着を支援するため本要請が出された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 配属先医療スタッフの理学療法にかかる能力強化を行う: 実技指導、勉強会の開催等。
2. 障害児の家族に対して、適切な姿勢や運動方法など家庭療育の指導を行う。
3. 医療スタッフや障害児の家族向けの教材・啓発資料を作成する。
4. 近隣のリハビリテーション施設向けに、正しい理学療法に関する啓発活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
電気療法機器3台、アンプリ機器1台。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・施設スタッフ全約270名のうち、医療分野に従事するスタッフ。(理学療法士4名: 50代(経験10年・23年)、40代(経験11年・23年) /他の医療スタッフ: 小児科医、看護師、作業療法士、ソーシャルワーカー等)
活動対象者:
・配属先同僚及び入所する障害児・者とその家族
5)活動使用言語
ロシア語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:同僚と同等レベルが求められるため
[経験]:(指導経験)15年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(-5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語は国語としてのタジク語。(もしくはロシア語。)
訓練言語はロシア語となる予定。